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RESEARCH / 01
WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 07 事業にする / CASE 97

CASE 97 / イタリア / ミラノ

Milan Piazze Aperte

ミラノ・ピアッツェ・アペルテ

暫定的な道路の広場化を、市民との管理協定と恒久改修の判断へつなぐ。

塗装や家具を使って道路等を人の居場所へ変え、市民の活動・管理とつなぐ市のプログラム。独自性は色鮮やかな施工そのものより、公募、共同設計、協働協定、評価、恒久化の判断を組み合わせる点にある。2026年には公共・民間・第三セクターの寄付・スポンサーによる改修公募も公開された。

公式サイトを見る ↗

都市・地域の実証 · 調査確認日 2026.10.02

ミラノのDergano広場で、タクティカル・アーバニズムによる転換後の公共空間。
実際の施設・地区
PHOTO: Marcuscalabresus · 掲載元 ↗ · CC BY-SA 4.0 ↗
写真の詳細

Piazza Derganoの整備後の空間(2024年)。Piazze Aperteの対象広場の一例であり、全市の効果を表す写真ではない。
Piazza Dergano dopo la prova di urbanismo tattico a Milano.jpg · 2024-07-20 · 縦横比を維持して最大1280pxに縮小しJPEGを再圧縮。切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
イタリア・ミラノ
Piazza Derganoの代表位置。市内複数広場の制度を扱い、当該広場だけの数字とはしない。
ESTABLISHED / 設立・開始
2018–2019年の実験、2019年地区公募、2022年学校周辺公募。2025年実績と2026年の新たな資金募集を確認。
OPERATOR / 運営
Comune di Milanoが制度と公共空間整備を担い、AMAT、Bloomberg Associates、Global Designing Cities Initiative等が協力。場所ごとの市民・団体は協働協定により活動・管理へ参加する。
ROLE / 主な工程
課題を捉える / 未来を問う / 仲間をつくる / 現物をつくる / 現場で確かめる / 事業にする / 社会へ広げる

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

塗装や家具を使って道路等を人の居場所へ変え、市民の活動・管理とつなぐ市のプログラム。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

暫定的な道路の広場化を、市民との管理協定と恒久改修の判断へつなぐ。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
暫定公共空間・協働協定・恒久化制度
状況
継続運用・段階的恒久化2025年12月市更新で52広場・35協働協定。2026年8月には改修向け寄付・スポンサー公募を公開。全広場の恒久化は意味しない。 · 2026-10-02

Piazza Derganoの代表位置。市内複数広場の制度を扱い、当該広場だけの数字とはしない。

最初に読むポイント

小さく試す設計を、維持する合意と恒久投資の判断につなぐ三段階を学ぶ。

小さく試す設計を、維持する合意と恒久投資の判断につなぐ三段階を学ぶ。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

暫定的な道路の広場化を、市民との管理協定と恒久改修の判断へつなぐ。 小さく試す設計を、維持する合意と恒久投資の判断につなぐ三段階を学ぶ。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

市の公共空間・参加担当が公募と協働を進める。

公開資料で確認出典 1出典 2
他社・事業会社

AMAT等が協力し、2026年公募では民間スポンサー・寄付も対象。資金提供が決裁権移管を意味するわけではない。

公開資料で確認出典 1出典 2
行政・公共機関

Comuneと各Municipioが公共空間・地域の協働をつなぐ。恒久化の決定は市に残る。

公開資料で確認出典 1出典 2
スタートアップ

起業育成の制度ではなく、スタートアップ参加を中核に位置付ける根拠は未確認。

公開資料では未確認
アカデミア

Piazza Tiranaの共同設計にはPolitecnicoの学生・教員が参加。全広場共通の大学関与ではない。

公開資料で確認出典 1
市民・利用者・現場

住民、商店、団体等が提案・施工・活動・手入れに関わり、協定に役割を定める。

公開資料で確認出典 1出典 2

有形資産

場所・設備・実証環境

道路・交差点・学校周辺を塗装、家具、植栽等で歩行・滞在空間へ転用する。

公開資料で確認出典 1

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

市と地域の協働協定を用いて、構想・活動・手入れを接続する。

公開資料で確認出典 1出典 2

金融資本

活動資金・投資・費用負担

資金用途を分けて読む。フォーラムの€30,000は活動助成で、2026年スポンサー公募は整備・更新資金の募集段階。

公開資料で確認出典 1出典 2

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

公募・共同設計・利用評価を反復し、恒久化の判断材料とする。

公開資料で確認出典 1

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

小規模な暫定整備を一過性イベントで終わらせず、管理能力と恒久投資へつなぐ課題。

MDLの分析出典 1

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

場所と提案を募る

2019年地区公募、2022年学校周辺公募により、候補と協働相手を集める。

公開資料で確認出典 1

共同設計と協定をつくる

市民・団体等と設計や利用を検討し、管理・活動を協働協定に結び付ける。

公開資料で確認出典 1出典 2

暫定的な空間を実装する

塗装・家具等で歩行・滞在空間を設ける。2025年集計では52広場。

公開資料で確認出典 1

利用と課題を見直す

協定相手と課題を把握し、必要な改善を検討する。全地点の同一条件評価ではない。

公開資料で確認出典 1

恒久化と更新資金へ渡す

評価と予算に基づく恒久化を検討。2026年は寄付・スポンサーによる改修公募を追加。

公開資料で確認出典 1出典 2

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 2025年12月集計の52広場と35協働協定。施工と管理協定の数は一致しない。

    公開資料で確認出典 1
  2. Piazza Tiranaの協働協定更新、活動助成、2026年の改修資金公募。

    公開資料で確認出典 1出典 2出典 3

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. 市は広場と市民活動の形成を報告し、一部広場の恒久整備を進める方針を示す。

    運営者・関係者の報告出典 1
  2. 全広場に共通する事故減・商業便益・健康効果、継続率、維持負担の定量評価は未確認。

    公開資料では未確認

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

Piazza Tiranaの協働とPiazze Aperteの制度化

確認できた段階:継続運用 調査確認日 2026-10-02

誰の課題を、どう扱ったか

Tiranaでは市民・商店・大学等が共同設計し、2022年に協働合意を再設計・署名。

公開資料で確認出典 1

生まれたもの

公共空間の再編と、スポーツ・遊び等の活動を担う協働合意。

公開資料で確認出典 1

確認できた変化

市は地域の社会空間としての利用を説明。独立した長期成果評価ではない。

運営者・関係者の報告出典 1

評価の限界:個別の協定運用を市内全広場の成果へ一般化しない。

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

三つの出口を分ける

暫定整備、日常管理の協定、恒久改修を別々の到達点として設計すれば、施工後に責任が消えることを防ぎやすい。

MDLの分析出典 1出典 2
02

協働を資金の代替にしない

参加団体の労働と公共財源を同じ費用表に置き、市民参加を行政維持費の無条件な節約と解釈しない。

MDLの分析出典 1出典 2
03

選定条件を更新する

利用と維持の実態を集め、恒久化やスポンサー活用を公共性と優先順位の判断につなげる。

MDLの分析出典 1出典 2

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

市民から候補や提案を募り、設計・仮設施工後も協働協定を通じて使い方と維持を調整する。評価・地域反応をもとに恒久整備を検討するが、市の優先順位と予算で判断される。協定締結数、施工数、恒久化数を別々に読む。

  1. 場所と提案を募る
  2. 共同設計と協定をつくる
  3. 暫定的な空間を実装する
  4. 利用と課題を見直す
  5. 恒久化と更新資金へ渡す

02誰が負担し、誰が担うか。

市の公共空間事業と協働相手の活動を組み合わせる。2025年の参加フォーラム支援総額€30,000はイベント用で、全整備費ではない。2026年公募は寄付・スポンサーによる改修資金を募る仕組みで、調達済み総額を意味しない。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2025-12-12

52広場・35協定、公募、評価と恒久化条件

読み取れる範囲:広場数・歩行化面積・協定数は実装の出力で、全地域の健康・商業・安全の因果効果ではない。52広場と35協定は2025年12月の集計。恒久化は予算等に依存し、参加する団体の能力差や無償労働負担、総維持費の評価は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-10-02

市民・商店・大学の共同設計、2022年合意更新

読み取れる範囲:広場数・歩行化面積・協定数は実装の出力で、全地域の健康・商業・安全の因果効果ではない。52広場と35協定は2025年12月の集計。恒久化は予算等に依存し、参加する団体の能力差や無償労働負担、総維持費の評価は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2025-03-21

€30,000のイベント支援。全整備費ではない

読み取れる範囲:広場数・歩行化面積・協定数は実装の出力で、全地域の健康・商業・安全の因果効果ではない。52広場と35協定は2025年12月の集計。恒久化は予算等に依存し、参加する団体の能力差や無償労働負担、総維持費の評価は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-08-03

寄付・スポンサーによる恒久・暫定・緑化等の改修資金募集

読み取れる範囲:広場数・歩行化面積・協定数は実装の出力で、全地域の健康・商業・安全の因果効果ではない。52広場と35協定は2025年12月の集計。恒久化は予算等に依存し、参加する団体の能力差や無償労働負担、総維持費の評価は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

設計提案:暫定整備、日常管理の協定、恒久改修を別々の到達点として設計すれば、施工後に責任が消えることを防ぎやすい。

05そのまま真似できないこと。

広場数・歩行化面積・協定数は実装の出力で、全地域の健康・商業・安全の因果効果ではない。52広場と35協定は2025年12月の集計。恒久化は予算等に依存し、参加する団体の能力差や無償労働負担、総維持費の評価は未確認。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

提案・未実施:場所ごとの利用者層・維持作業・費用を定期点検し、恒久化の基準と予算順位を公開する

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:ミラノのDergano広場で、タクティカル・アーバニズムによる転換後の公共空間。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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Piazze aperte ↗

52広場・35協定、公募、評価と恒久化条件

Comune di Milano · 公表:2025-12-12
確認箇所:Program / Map / FAQ · 確認日:2026-10-02
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Piazza Tirana – Piazze Aperte ↗

市民・商店・大学の共同設計、2022年合意更新

Comune di Milano · 公表:
確認箇所:Collaboration pact · 確認日:2026-10-02
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Bando Contributi Forum diffuso della partecipazione 2025 ↗

€30,000のイベント支援。全整備費ではない

Comune di Milano · 公表:2025-03-21
確認箇所:Call / award updates · 確認日:2026-10-02
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Avviso piazze aperte 2026 ↗

寄付・スポンサーによる恒久・暫定・緑化等の改修資金募集

Comune di Milano · 公表:2026-08-03
確認箇所:Call / financing · 確認日:2026-10-02

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公式動画

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