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WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 07 事業にする / CASE 88

CASE 88 / 日本 / 長野県塩尻市

のるーと塩尻

のるーと塩尻

予約配車の導入を、生活交通の再編と継続予算の判断につなぐ。

全国ブランド「のるーと」の代表値ではなく、塩尻市の路線バス再編と片丘地区の導入・評価を対象とする。アプリの機能、自治体の実施責任、許可を持つ運送事業者の役割を分けて読む。

公式サイトを見る ↗

都市・地域の実証 · 調査確認日 2026.10.02

塩尻駅西口の地域文脈写真。のるーと塩尻の車両・乗降場を示すものではない。
地区・周辺の文脈写真
PHOTO: Sashimiteishoku · 掲載元 ↗ · CC0 1.0 ↗
写真の詳細

塩尻駅西口(2026年3月)。地域の交通結節点を示す文脈写真であり、のるーと塩尻の運行・車両・成果を撮影したものではない。
Shiojiri Station west entrance 202603.jpg · 2026-03-18 · 縦横比を維持して最大1280pxに縮小しJPEGを再圧縮。切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
日本・長野県塩尻市
代表位置。個別案件の実施範囲は本文に明記。
ESTABLISHED / 設立・開始
2024年4月時点で既存3路線を引継ぎ。片丘の2024年10月〜2025年3月実証から本格運行へ。
OPERATOR / 運営
塩尻市が政策・予算を担い、市振興公社が実施に関与。2024年度片丘実証の運行事業者はアルピコタクシー、道路運送法第4条の区域運行。システム会社を運送責任者と混同しない。
ROLE / 主な工程
課題を捉える / 仲間をつくる / デジタルで試す / 現物をつくる / 現場で確かめる / 事業にする / 社会へ広げる

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

全国ブランド「のるーと」の代表値ではなく、塩尻市の路線バス再編と片丘地区の導入・評価を対象とする。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

予約配車の導入を、生活交通の再編と継続予算の判断につなぐ。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
地域公共交通サービス
状況
導入片丘地区の導入評価を中心に、2026年の継続・改善を確認する。 · 2026-10-02

全国ブランド「のるーと」の代表値ではなく、塩尻市の路線バス再編と片丘地区の導入・評価を対象とする。アプリの機能、自治体の実施責任、許可を持つ運送事業者の役割を分けて読む。

最初に読むポイント

提案:大分などで導入する場合、路線廃止の前に通院・通学・鉄道接続を守るサービス水準を置き、予約不成立率と待ち時間、公費を同じ会議で点検する。

予約配車の導入を、生活交通の再編と継続予算の判断につなぐ。

最初に読むポイント

提案:大分などで導入する場合、路線廃止の前に通院・通学・鉄道接続を守るサービス水準を置き、予約不成立率と待ち時間、公費を同じ会議で点検する。

予約配車の導入を、生活交通の再編と継続予算の判断につなぐ。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

予約配車の導入を、生活交通の再編と継続予算の判断につなぐ。 予約需要に応じた配車と既存定時定路線を組み合わせる。片丘では一部の既存便も継続した。運行後も待ち時間や乗合の条件を見直し、2026年10月には予約確定後に号車を変更できる方式を試行。電話予約では号車変更を通知できないため、デジタル利用の有無による案内条件の違いも残る。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

市と公社が地域交通の確保・再編と実証を進める。現場運行と政策判断を別の役割として置く。

公開資料で確認出典 1
他社・事業会社

片丘実証ではアルピコタクシーが運行。配車システムの提供と旅客運送の許可責任は分ける。

公開資料で確認出典 1
行政・公共機関

市の都市計画課が輸送対策事業を評価し、運賃、委託料、次期公共交通計画を検討する。

公開資料で確認出典 1
スタートアップ

本件を独立したスタートアップ育成制度として扱う根拠は未確認。技術供給者の成長と住民の交通確保は異なる成果である。

公開資料では未確認
アカデミア

待ち時間等の改善に有識者の意見を参照する方針がある。研究者の実験設計・独立評価の担当範囲は未確認。

公開資料で確認出典 1
市民・利用者・現場

住民・来訪者が利用する公共交通。予約手段の案内と利用支援があるが、利用することと運行方針の最終決定権は別である。

公開資料で確認出典 1

有形資産

場所・設備・実証環境

既存の生活交通、運行車両、乗降地点を再構成する。2024年度片丘実証の区域・台数等は当時の設定であり、現行値として流用しない。

公開資料で確認出典 1

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

市、公社、運送事業者が実施・運行を分担し、既存バスとの接続や役割を調整する。

公開資料で確認出典 1

金融資本

活動資金・投資・費用負担

運賃と市予算が支える。令和8年度査定資料の運行業務委託額は116,721千円。車両・システム等の構成費と契約のリスク分担は未確認。

MDLの分析出典 1

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

配車・乗降データと利用実態を運行改善に戻す。2026年の号車変更試行は運行効率を見直す具体例である。

公開資料で確認出典 1

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

需要の多様化と既存バス利用減の下で、生活移動への到達性を財政・乗務員制約と両立する。

MDLの分析出典 1

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

生活交通の不足を捉える

既存路線利用の低下と多様な移動需要を、地域交通の再編課題として扱う。

公開資料で確認出典 1

実施と運送の責任を結ぶ

市・公社・許可運送事業者の役割を接続する。契約細目は別途確認が必要。

公開資料で確認出典 1

配車を現場に組み込む

予約に応じた運行を既存バスと併存させる。システム導入だけで交通体系は完成しない。

MDLの分析出典 1

利用増と支障を一緒に見る

市評価は片丘の利用増と長い待ち時間を併記。便益だけを抜き出さず運行条件へ戻す。

公開資料で確認出典 1

予算と運用を更新する

委託費の増額要望、運賃見直し、効率化試行を通じて継続条件を見直す。

公開資料で確認出典 1

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 予約型交通を既存地域振興バスの一部路線の代替として供用。

    公開資料で確認出典 1
  2. 2026年10月の効率化試行と利用案内を公開。

    公開資料で確認出典 1

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. 市は片丘地区について、既存便継続を含む地域振興バス全体の延べ利用が導入前の約2倍になったと報告。

    運営者・関係者の報告出典 1
  2. 独立採算、交通弱者全体の外出増、待ち時間の恒常的改善は未確認。

    公開資料では未確認

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

片丘地区の代替・併存運行と全体運用改善

確認できた段階:導入 調査確認日 2026-10-02

誰の課題を、どう扱ったか

片丘地区の導入評価を中心に、2026年の継続・改善を確認する。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3

生まれたもの

路線の一部代替と予約型運行の供用。

公開資料で確認出典 1出典 2

確認できた変化

片丘では併存便を含む利用増を市が報告。採算や全域への因果効果は未確認。

運営者・関係者の報告出典 1

評価の限界:のるーと単独の原価・公費と現行運送契約の分担

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

到達性から仕様を決める

AIの性能ではなく、必要な時間に病院・駅へ行けるかを起点にサービス条件を評価する。

MDLの分析出典 1
02

混合交通を残す

利用増には既存便の継続も含まれる。全面置換だけを唯一の出口としない。

MDLの分析出典 1
03

改善できる契約にする

運行費の上昇と需要の変化に応じ、自治体と運行者が設定・予算を見直せることが継続条件になる。

MDLの分析出典 1

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

予約需要に応じた配車と既存定時定路線を組み合わせる。片丘では一部の既存便も継続した。運行後も待ち時間や乗合の条件を見直し、2026年10月には予約確定後に号車を変更できる方式を試行。電話予約では号車変更を通知できないため、デジタル利用の有無による案内条件の違いも残る。

  1. 生活交通の不足を捉える
  2. 実施と運送の責任を結ぶ
  3. 配車を現場に組み込む
  4. 利用増と支障を一緒に見る
  5. 予算と運用を更新する

02誰が負担し、誰が担うか。

利用者運賃と市の輸送対策予算を組み合わせる。市の令和8年度事業費査定資料は、のるーと塩尻運行業務委託116,721千円を示す(実績決算ではない)。輸送対策事業全体には他路線等も含まれ、単独収支・補助単価には転用できない。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2026-10-02

2026年10月1日から運行効率化のサービス変更を試行

読み取れる範囲:片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 令和7年度

片丘の利用増、待ち時間、委託費・財政上の課題

読み取れる範囲:片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 令和6年度

実施主体、片丘実証のアルピコタクシーによる法4条区域運行

読み取れる範囲:片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 掲載日記載なし

既存地域振興バス代替と利便性・受容性検証

読み取れる範囲:片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 掲載日記載なし

2024年4月時点で地域振興バス3路線を引継ぎ運行

読み取れる範囲:片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

提案:大分などで導入する場合、路線廃止の前に通院・通学・鉄道接続を守るサービス水準を置き、予約不成立率と待ち時間、公費を同じ会議で点検する。

05そのまま真似できないこと。

片丘の延べ利用増は地域振興バス全体の比較で、AI単独の因果効果ではない。長い待ち時間と運行委託費増の課題があり、利用増を黒字化と同義にしない。現行の全地区別運送契約・データ管理分担は未確認。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

提案・未実施:自治体交通担当を責任者に、繁忙時間の待ち時間、予約不成立、車両時当たり乗車、公費/乗車を前後比較する。重要な生活移動が失われる場合は路線便併存へ変更し、予算と水準を両立できなければ拡張を止める。

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:塩尻駅西口の地域文脈写真。のるーと塩尻の車両・乗降場を示すものではない。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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AI活用型オンデマンドバス「のるーと塩尻」の運行について ↗

2026年10月1日から運行効率化のサービス変更を試行

塩尻市 · 公表:2026-10-02
確認箇所:最新情報/運行概要 · 確認日:2026-10-02
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令和7年度事務事業評価シート:輸送対策事業 ↗

片丘の利用増、待ち時間、委託費・財政上の課題

塩尻市 · 公表:令和7年度
確認箇所:輸送対策事業/前年度の課題・改善案 · 確認日:2026-10-02
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令和6年度のるーと塩尻実証運行計画 ↗

実施主体、片丘実証のアルピコタクシーによる法4条区域運行

塩尻市地域公共交通会議 · 公表:令和6年度
確認箇所:PDF 7ページ目(資料p.4)事業概要 · 確認日:2026-10-02
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次世代交通推進事業 ↗

既存地域振興バス代替と利便性・受容性検証

塩尻市振興公社 · 公表:掲載日記載なし
確認箇所:事業内容 · 確認日:2026-10-02
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地域の環境:交通 ↗

2024年4月時点で地域振興バス3路線を引継ぎ運行

塩尻市 · 公表:掲載日記載なし
確認箇所:交通 · 確認日:2026-10-02

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