I / INPUT
何を持ち込んでいるか。
活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。
- 自社・運営組織
三井不動産が全体構想、エネルギー要件、AEMS導入・運用を持つ。建設と日々の制御をつなぐ主体である。
公開資料で確認出典 1- 他社・事業会社
日立、シャープ、日建設計等がシステム・設備・技術助言を分担。2025年実証では別の機器・制御パートナーが加わる。
公開資料で確認出典 1- 行政・公共機関
公民学連携の地区を背景とするが、AEMSの各制御や全設備費を自治体が担うとする根拠はない。
MDLの分析出典 1- スタートアップ
2025年実証にYanekara等が参画し、EV充電制御などを担当。参画を受注利益や市場売却実績としない。
公開資料で確認出典 1- アカデミア
地区の大学・研究機関集積は背景にある。AEMSの定常運用を大学が担うという根拠は未確認。
MDLの分析出典 1- 市民・利用者・現場
HEMS等を通じ利用状況の可視化や省エネ情報に接する。参加・閲覧が設備投資や非常時配分の決定権を意味するものではない。
MDLの分析出典 1
有形資産
場所・設備・実証環境複数施設、太陽光発電、蓄電池、電力融通・受変電設備、監視・制御拠点。
関係資本
信頼・ネットワーク・導入先不動産保有・運用者とシステム構築・運用支援企業の役割を接続する。機器間連携と責任分界の両方が必要。
金融資本
活動資金・投資・費用負担投資、保守、料金削減、需要家への配分を同一範囲で示す資料は未確認。市場向け実証でも経済性は検証対象。
知的資本・データ
技術・知財・知識・標準施設需要の見える化、需要予測、分散設備の統合制御。2025年実証は調整力量と市場応答を段階的に確かめる。
課題・ニーズ
誰の何を変えるのか建物ごとの最適化では扱えないピークと非常時の供給を、地区全体でどう調整するか。
II / VALUE CREATION FUNCTIONS
資源を、どう価値へ変えるか。
以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。
III / OUTPUT
直接、何が生まれたか。
試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。
IV / OUTCOME
その結果、何が変わったか。
実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。
PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例
街区横断AEMS運用と新規調整力実証
確認できた段階:複数段階 調査確認日 2026-10-02
評価の限界:設備投資・保守費・テナント便益の配分と更新責任
DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION
社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。
実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。
MORE DETAIL / 運営・根拠・応用
運営の全体像と、学びを深める資料。
費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。
01どう動かしているのか。
商業、オフィス、住宅等の需要の違いと分散電源をつなぎ、監視・制御・融通を行う。新しい実証では空調、給湯、蓄電池、発電機、EV充電等を束ねた調整力の市場利用を検証する。従来運用の達成と新規事業の成立を別々に判定する。
- 地区の需要を可視化する
- 役割を設備仕様にする
- 街区間で運用する
- 新しい市場条件を試す
- 他地区へ渡す条件を整理する
02誰が負担し、誰が担うか。
保有・運用する不動産設備を活用。個別設備投資、電気料金便益、テナント負担、保守費、補助金の内訳は未確認。2025年実証は三井不動産が事業経済性を評価する役割を担う。
制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。
03確認できたこと。
三井不動産の導入・運用、日立の構築・サポート等の責任
読み取れる範囲:事後資料に導入は確認できるが、独立評価による長期削減量と投資回収は未確認。2014年公表の約26%ピークカットを現行の実測削減値に転用しない。2025年実証の市場売却・利益の成立も確認していない。
原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓2014年5月から段階運用を開始したとの事後報告
読み取れる範囲:事後資料に導入は確認できるが、独立評価による長期削減量と投資回収は未確認。2014年公表の約26%ピークカットを現行の実測削減値に転用しない。2025年実証の市場売却・利益の成立も確認していない。
原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓04日本で活かすなら。
提案:日本の地区開発への応用では、所有者が異なる施設の便益配分、非常時の優先供給、運営者の引継ぎ、設備更新を調達前に定義する。
05そのまま真似できないこと。
事後資料に導入は確認できるが、独立評価による長期削減量と投資回収は未確認。2014年公表の約26%ピークカットを現行の実測削減値に転用しない。2025年実証の市場売却・利益の成立も確認していない。
06次に、何を確かめるか。
提案・未実施:不動産運営者と設備担当が同季節・同利用条件でピーク、制御応答、テナント快適性、保守費を確認。便益が一部所有者に偏る場合は配賦を修正し、快適性・安全性を損なう制御は止める。
07現場を、写真と動画で。
冒頭写真:柏の葉キャンパス駅東口。AEMSの制御設備・電力融通設備ではなく周辺地区の文脈写真。
公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗