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DESIGN LAB
RESEARCH / 01
WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 07 事業にする / CASE 71

CASE 71 / ドイツ / ベルリン

CityLAB Berlin

CityLAB ベルリン

行政と市民の試作を、正式な公共サービスの受け皿へ渡す。

Technologiestiftung Berlinが運営し、ベルリン州首相府が資金を支える公共イノベーションラボ。技術・設計・研究を組み合わせ、行政職員や利用者とデジタルサービスを試す。常設展示に加え移動型Kiezlaborで地区へ出向くが、参加イベントと本番サービスへの引渡しは別に追う。Fairgnügenがberlin.deへ長期統合された2025年の記録は、その区別を学ぶ具体例となる。

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都市・地域の実証 · 調査確認日 2026.09.28

CityLAB Berlinの入口。
実際の施設・地区
PHOTO: Sabine Zoltnere / CityLAB Berlin · 掲載元 ↗ · Official press/media permission ↗
写真の詳細

CityLAB Berlinの入口。公式プレス写真。
CityLAB-Berlin_Eingang_Credit-Sabine-Zoltnere_web · 撮影日不明(2026-03-31公開) · 配信元の画像を使用。表示サイズのみ調整し、切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
ドイツ・ベルリン
旧テンペルホーフ空港のCityLAB拠点周辺を示す概略位置。サービスの対象は市内に広がる。
ESTABLISHED / 設立・開始
2019年開始。
OPERATOR / 運営
Technologiestiftung Berlinのプロジェクト。CityLABの設計・技術・研究スタッフと行政側パートナーが共同開発する。
ROLE / 主な工程
課題を捉える / 仲間をつくる / デジタルで試す / 現場で確かめる / 事業にする / 社会へ広げる

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

Technologiestiftung Berlinが運営し、ベルリン州首相府が資金を支える公共イノベーションラボ。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

行政と市民の試作を、正式な公共サービスの受け皿へ渡す。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
公共イノベーション組織
状況
継続運用組織は継続し、2025年の個別サービス採用を確認。 · 2026-09-28

CityLABを運営組織として扱い、KiezlaborとFairgnügenは内部の実践例。ベルリンの全デジタル政策ではない。

最初に読むポイント

公開試作の終わりに、更新責任を持つ行政の引取先を置く。

利用者参加と技術試作を行政の受け皿へ接続する。

最初に読むポイント

拠点への来訪だけでなく、地区での接点と生活上の利用を追う。

地区へ出向くラボと、地域生活で使う公共サービスの関係を比較する。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

行政の課題とデータ、利用者の経験、専門の開発力をつなぎ、公開試作から本番サービスへの引渡しを目指す。参加の接点を増やす機能と、データを継続更新する行政の受け皿を分けて見ると移転の条件が明確になる。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

ラボのデザイン・技術・研究のチームが試作を進める。一般的なソフトウェア受託を請け負う企業ではないと説明する。

公開資料で確認出典 1
他社・事業会社

個別企業の契約・費用負担の全体像は未確認。公共目的のラボを企業向け有償サービスと同一視しない。

公開資料では未確認
行政・公共機関

ベルリン州首相府が支援し、サービス担当部局や区が共同開発の相手となる。引渡し先の存在を個別に確認する。

公開資料で確認出典 1
スタートアップ

スタートアップへの助成金配布は行わないと明記。行政との技術検証と、投資・育成は区別する。

公開資料で確認出典 1
アカデミア

研究の専門性をチームに含み、2024年年報は科学分野との共同活動を紹介する。大学の授業だけで運営するラボではない。

公開資料で確認出典 1
市民・利用者・現場

市民と行政職員が利用者として調査や試作に関与する。移動型Kiezlaborも接点となるが、全住民を代表するものではない。

公開資料で確認出典 1

有形資産

場所・設備・実証環境

旧空港のラボと展示、地区へ移動するKiezlabor。場所を訪れる参加と、生活圏での接点を組み合わせる。

公開資料で確認出典 1

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

行政の担当部局と市民コミュニティとの継続協働。試作の相談先と本番サービスの引取先は同一とは限らない。

MDLの分析出典 1

金融資本

活動資金・投資・費用負担

州首相府の支援を受ける。各プロジェクトの開発費、行政への移管後の維持費、部局の人員負担は未確認。

公開資料で確認出典 1

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

オープンソースと公開データ、サービス設計の知見。Fairgnügenでは情報の更新を支えるデータの仕組みも説明される。

公開資料で確認出典 1

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

試作が使える状態になっても、行政の正式な受け皿と更新責任がなければ継続できないという移管上の課題。

MDLの分析出典 1

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

現場の必要を共同で把握する

行政と利用者を早期に巻き込み、サービスの必要を把握する。技術の導入自体を目的にせず日常の利用から構想する。

公開資料で確認出典 1

公開可能な試作で検証する

デザインと技術を組み合わせ、現実の利用に合うかを試す。コードを開き、他者が再利用・検証できる条件をつくる。

公開資料で確認出典 1

地区へ参加機会を運ぶ

Kiezlaborを地区へ運び、ラボに来ない人との接点をつくる。来訪者数だけで包摂性を判定しないことが必要である。

MDLの分析出典 1

正式サービスへ引き渡す

Fairgnügenは2025年にberlin.deへ長期統合されたと報告。試作品と恒常サービスをつなぐ具体的な受け皿を示す。

公開資料で確認出典 1

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 試作されたデジタルサービスと公開コード・知見。試作の数と本番運用に移ったサービス数は区別する。

    公開資料で確認出典 1
  2. Fairgnügenの公式サイト統合と、低所得者が利用可能な活動情報への検索手段。全対象者の利用を意味しない。

    公開資料で確認出典 1

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. Fairgnügenの長期統合は運営者が報告する具体的な採用段階。対象者の文化参加や家計・健康への因果効果は未確認。

    運営者・関係者の報告出典 1

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

Fairgnügenのberlin.deへの長期統合

確認できた段階:導入 調査確認日 2026-09-28

誰の課題を、どう扱ったか

低所得者向けの文化・スポーツ・社会活動情報を探せるサービスを行政サイトへ統合。

公開資料で確認出典 1

生まれたもの

登録不要の検索・地図等を備えるウェブアプリと更新されるデータの仕組み。

公開資料で確認出典 1

確認できた変化

2025年に長期統合されたとの年報記録。利用者の生活改善は未確認。

運営者・関係者の報告出典 1

評価の限界:利用可能な対象人数と実利用・効果を分ける。

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

正式な受け皿を確認する

Fairgnügenのberlin.deへの長期統合は、試作が行政の継続サービスへ移った具体的な記録である。公開した試作品と正式な採用先の存在を別々に確かめられる。

MDLの分析出典 1
02

更新されるデータを接続する

年報は行政の公開データと更新の仕組みを説明する。利用画面の完成だけでなく、情報を供給し続ける部局との接続が、検索サービスを使える状態に保つ資源となる。

MDLの分析出典 1
03

場への来訪だけに依存しない

Kiezlaborは地区へ出向く接点をつくる。常設ラボの展示と移動型の参加を組み合わせる構造だが、それだけで非利用者に届いたことや代表性を証明するものではない。

MDLの分析出典 1

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

利用者の必要を起点に、行政と一緒にサービス設計・試作・検証を行い、コードや知見を開く。展示やイベントに加え移動型の活動で接点をつくる。2025年年報は、低所得者向けの文化・スポーツ等の情報を見つけるFairgnügenが、初めてberlin.deへ長期統合された試作品と記す。公開データを更新し続ける仕組みが本番利用の条件になる。ラボへの持込み案は資源制約の中で選ばれ、全件を支援する窓口でも単純な開発会社でもない。

  1. 現場の必要を共同で把握する
  2. 公開可能な試作で検証する
  3. 地区へ参加機会を運ぶ
  4. 正式サービスへ引き渡す

02誰が負担し、誰が担うか。

ベルリン州首相府が支援する非営利ラボ。通常の商業受託や一般向け助成金配布を行う組織ではないと明記する。個別サービスの継続費・部局別負担は未確認。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2026-09-28

2019年開始、州支援、共創・公開知、通常受託や助成配布をしない

読み取れる範囲:年報は運営者の自己報告であり、サービスを利用可能にしたことと、対象者の継続利用・生活改善は異なる。AI導入やイベント参加数から行政効率の因果改善を推定しない。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2025年活動の回顧

Fairgnügenのberlin.de長期統合、行政向け導入、移動型活動

読み取れる範囲:年報は運営者の自己報告であり、サービスを利用可能にしたことと、対象者の継続利用・生活改善は異なる。AI導入やイベント参加数から行政効率の因果改善を推定しない。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

設計提案:自治体のラボでは試作開始時に、データ更新を担う部局と公開後の運用責任者を定める。公開コードだけで移管済みとせず、アクセシビリティ、問合せ、改修予算を引渡し条件に含める。

05そのまま真似できないこと。

年報は運営者の自己報告であり、サービスを利用可能にしたことと、対象者の継続利用・生活改善は異なる。AI導入やイベント参加数から行政効率の因果改善を推定しない。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

提案・未実施:一サービスをラボから正式サイトへ移す際、90日間の検索成功率、情報の鮮度、更新工数と問合せを計測する。引取部局が更新を続けられなければ、機能を縮めてから展開する。

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:CityLAB Berlinの入口。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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About us ↗

2019年開始、州支援、共創・公開知、通常受託や助成配布をしない

CityLAB Berlin · 公表:日付記載なし
確認箇所:運営・資金/FAQ/沿革 · 確認日:2026-09-28
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Annual Review 2025 ↗

Fairgnügenのberlin.de長期統合、行政向け導入、移動型活動

CityLAB Berlin · 公表:2025年活動の回顧
確認箇所:Fairgnügen/BärGPT/Kiezlabor · 確認日:2026-09-28
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Annual Review 2024 ↗

行政連携・地区参加とプロジェクトの継続

CityLAB Berlin · 公表:2024年活動の回顧
確認箇所:Shaping Digitization/Kiezlabor · 確認日:2026-09-28

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