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RESEARCH / 01
WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 05 現物をつくる / CASE 70

CASE 70 / 日本 / 横浜市

IHIグループ横浜ラボ i-Base

IHIグループ横浜ラボ i-Base

顧客の課題を話す場から、その場で試作し事業側と検証する場へつなぐ。

IHIの横浜事業所に2019年開設した研究実験棟と、その2階にある顧客共創機能i-Baseを対象にする。共創エリア、試作するガレージ、共同で執務するプロジェクトブースを組み合わせる。一般市民参加型の地域ラボではなく、企業顧客の課題を技術開発へ変える拠点である。

公式サイトを見る ↗

企業・事業化制度 · 調査確認日 2026.09.28

IHI横浜事業所の正門と建物。
所在事業所の入口外観
PHOTO: 運動会プロテインパワー / Wikimedia Commons · 掲載元 ↗ · CC BY-SA 4.0 ↗
写真の詳細

横浜ラボが立地するIHI横浜事業所の入口(2024年8月)。i-Baseの室内や横浜ラボ棟単独の写真ではありません。
IHI Yokohama Plant entrance.jpg · 2024-08 · 配信元の画像を使用。表示サイズのみ調整し、切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
日本・横浜市
IHI横浜事業所・磯子区新中原町付近の代表位置。対象は横浜ラボ内の顧客共創機能で、事業所全体や一般公開施設ではない。
ESTABLISHED / 設立・開始
2019年5月14日開所。
OPERATOR / 運営
IHIの技術開発組織が運営し、事業部門や顧客企業が共同で検討・試作する。大学との共同研究では学生とIHI技術者も横浜ラボで議論する。
ROLE / 主な工程
課題を捉える / 仲間をつくる / 現物をつくる / 現場で確かめる / 事業にする

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

IHIの横浜事業所に2019年開設した研究実験棟と、その2階にある顧客共創機能i-Baseを対象にする。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

顧客の課題を話す場から、その場で試作し事業側と検証する場へつなぐ。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
研究実験棟内で顧客との共同試作を行う共創拠点
状況
複数段階2019年開所、2021年共同実証、2024年の大学との活動を確認。2026年の全運営条件は未確認。 · 2026-09-28

IHI横浜事業所・磯子区新中原町付近の代表位置。対象は横浜ラボ内の顧客共創機能で、事業所全体や一般公開施設ではない。

最初に読むポイント

応用では、顧客の作業と制約を具体化し、その場でつくれる試作環境と、実証・採用を担う事業担当を接続する。共同特許と実際の購入・運用は別の到達点として記録する。

顧客の課題を話す場から、その場で試作し事業側と検証する場へつなぐ。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

顧客の実務課題を研究者が受け取り、対話・試作・共同検証へ移す企業拠点。ヤマキ案件は具体的な試作と共同出願まで追えるが、販売や運用効果とは分けて扱う。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

IHI技術開発担当者が顧客課題を技術開発へつなぐ。

公開資料で確認出典 1
他社・事業会社

事業部門と顧客企業。具体例はかつお節を扱うヤマキとIHIの共同開発。

公開資料で確認出典 1出典 2
行政・公共機関

今回の対象案件における特定の参加主体と役割は未確認。

公開資料では未確認
スタートアップ

今回の対象案件における特定の参加主体と役割は未確認。

公開資料では未確認
アカデミア

横浜国立大学とのAI共同研究があり、学生・技術者の横浜ラボでの議論を掲載。

公開資料で確認出典 1
市民・利用者・現場

今回の対象案件における特定の参加主体と役割は未確認。

公開資料では未確認

有形資産

場所・設備・実証環境

横浜ラボの共創エリア、ガレージ、プロジェクトブース、集約した分野別実験室・分析機器。

公開資料で確認出典 1

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

顧客、IHIの研究開発と事業部門の共同作業。大学との研究・人材交流も接点になる。

公開資料で確認出典 1出典 2

金融資本

活動資金・投資・費用負担

IHIが研究開発施設として整備した。顧客との共同開発費、施設利用料、知財の持分、実証後の収益配分は案件別の公開資料では未確認。

公開資料では未確認

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

顧客の品質管理ノウハウ、熟練検査員の技能、光計測・AI、研究者の材料・化学等の専門知。

公開資料で確認出典 1出典 2

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

限られた熟練者と破壊検査では検査量・技能継承に制約がある。顧客の現場課題を技術で扱える具体的条件へ変える。

公開資料で確認出典 1

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

顧客の仕事から課題を決める

共創エリアで課題と解決案を議論する。ヤマキ案件では検査人員、破壊検査、技能伝承の制約を起点に、検査装置という共同開発テーマへ絞った。

MDLの分析出典 1出典 2

手元で試作して確かめる

ガレージを議論の場と同じフロアに置き、着想を設計・試作へ移す。空間の近さを開発期間の短縮実績と同一視せず、試作の往復を支える構成と読む。

MDLの分析出典 1

顧客と事業側を接続する

共同執務のブースで、研究だけでなく事業化に向けた検証を進める。顧客の現場へ持ち込む段階では、性能・費用・使い方の合意が別に必要となる。

MDLの分析出典 1

知財と実証の到達点を分ける

ヤマキ案件は試作機の実証と特許共同出願を公表する。出願、登録、商品化、継続利用は異なる段階なので、それぞれ確認できた事実だけを記録する。

MDLの分析出典 1

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 顧客との対話、試作、共同執務を組み合わせる拠点。

    公開資料で確認出典 1
  2. ヤマキとの品質検査試作機、2021年の実証開始、特許共同出願の発表。

    運営者・関係者の報告出典 1

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. 顧客課題が共同試作へ進んだことは確認できる。品質安定、歩留り向上、技能伝承への寄与は狙いであり、達成した効果量や長期運用は今回未確認。

    MDLの分析出典 1

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

ヤマキとのかつお節品質検査装置

確認できた段階:実証 調査確認日 2026-09-28

誰の課題を、どう扱ったか

熟練者の検査技能とIHI技術を組み合わせ、非接触・非破壊の品質評価を共同開発。

公開資料で確認出典 1

生まれたもの

試作機と実証開始、特許共同出願を公表。

公開資料で確認出典 1

確認できた変化

実証後の販売、品質・歩留りの改善量、長期使用は未確認。

公開資料では未確認

評価の限界:顧客現場での性能とコスト、運用継続の結果を確認する。

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

使う現場を初期から置く

技術の展示だけでなく顧客の検査工程を具体化する。試作品を誰がどの条件で評価するかが見えると、研究テーマと採用判断をつなぎやすい。

MDLの分析出典 1
02

設備と共同作業を組み合わせる

実験棟と顧客共創を近接させる。設備の共有だけでなく、専門家が議論に加われる体制と、事業部門が試作後を引き受ける仕組みが重要となる。

MDLの分析出典 1
03

共同出願の先を測る

知財を共同で出願したことは関係の具体化を示すが、市場や現場の成果は別である。採用条件と利用後の性能・保守を次の確認点に置く。

MDLの分析出典 1

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

顧客と課題・解決案を議論し、着想をガレージで設計・試作して確かめる。その後は顧客と事業部門が共同で執務できる場で事業化の検証へ進む。研究実験室の集約や分析機器の共通管理も、異なる専門家が仕事をつなぐ基盤となる。第一号案件として紹介されるヤマキとのかつお節品質検査では、熟練者の目利きと破壊検査の制約を、光とAIによる非接触・非破壊の評価という課題へ翻訳した。2019年から共同開発し、2021年に試作機の実証開始と特許共同出願を公表した。歩留り改善等は狙いとして記されるが、実証後の数値結果や販売は今回未確認である。

  1. 顧客の仕事から課題を決める
  2. 手元で試作して確かめる
  3. 顧客と事業側を接続する
  4. 知財と実証の到達点を分ける

02誰が負担し、誰が担うか。

IHIが研究開発施設として整備した。顧客との共同開発費、施設利用料、知財の持分、実証後の収益配分は案件別の公開資料では未確認。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2026-09-28

開所資料が共創エリア、ガレージ、事業部門・顧客の共同執務の機能を説明。

読み取れる範囲:第一号案件の実証後の結果、販売・採用数、全体の案件継続率、共創による開発時間短縮は未確認。知財の共同出願は権利化や事業収益の証明ではない。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
運営者の報告 2026-09-28

ヤマキとの検査装置をi-Base第一号案件として紹介し、実証開始と特許共同出願を発表。

読み取れる範囲:販売実績、歩留りや品質の改善量は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-09-28

2024年の大学連携記事が横浜ラボで学生と技術者が議論する様子を掲載。

読み取れる範囲:第一号案件の実証後の結果、販売・採用数、全体の案件継続率、共創による開発時間短縮は未確認。知財の共同出願は権利化や事業収益の証明ではない。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

応用では、顧客の作業と制約を具体化し、その場でつくれる試作環境と、実証・採用を担う事業担当を接続する。共同特許と実際の購入・運用は別の到達点として記録する。

05そのまま真似できないこと。

第一号案件の実証後の結果、販売・採用数、全体の案件継続率、共創による開発時間短縮は未確認。知財の共同出願は権利化や事業収益の証明ではない。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

提案・未実施:IHIと顧客の開発責任者が一案件で試作回数、検査精度、現場の作業時間と費用を比較する。90日後に採用基準を満たさなければ仕様を変えるか中止する。

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:IHI横浜事業所の正門と建物。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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IHIグループ横浜ラボを開所 ↗

2019年5月開所、共創エリア・ガレージ・共同執務

IHI · 公表:2019-05-15
確認箇所:開所・機能・概要 · 確認日:2026-09-28
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かつお節の品質検査装置を共同開発、実証試験を開始 ↗

i-Base第一号案件、実証開始、特許共同出願

IHI・ヤマキ · 公表:2021-03-22
確認箇所:共同開発・実証 · 確認日:2026-09-28
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IHI人工知能共同研究講座を拡大 ↗

横浜ラボでの大学との議論、講座の2027年までの延長

IHI · 公表:2024-05-21
確認箇所:連携・掲載写真 · 確認日:2026-09-28

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公式動画

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