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WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 07 事業にする / CASE 75

CASE 75 / 日本 / 東京都千代田区

丸の内仲通りの道路空間活用

丸の内仲通りの道路空間活用

道路の占用者と催事主催者を分け、利用料と調整業務を日常的な滞在空間へつなぐ。

丸の内仲通りでは交通規制時間帯にテーブル・椅子やキッチンカーを配置するアーバンテラスと、期間限定の社会実験が重なる。永久歩行者専用化が完了した地区ではない。道路の権限を持つ行政・警察、占用を調整するエリア団体、催事を実施する主催者の分業を読む。

公式サイトを見る ↗

都市・地域の実証 · 調査確認日 2026.09.28

丸の内仲通りで時間を区切って行われる歩行者天国、丸の内アーバンテラス。
対象道路の歩行者利用
PHOTO: Pcs34560 / Wikimedia Commons · 掲載元 ↗ · Public domain (author release) ↗
写真の詳細

丸の内アーバンテラス(2016年11月)。
Marunouchi Nakadori Street 20161103 1415 photo by Pcs34560.jpg · 2016-11-03 · 配信元の画像を使用。表示サイズのみ調整し、切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
日本・東京都千代田区
丸ビル前の丸の内仲通りの概略代表座標。地区境界や路線の全範囲を示すものではない。
ESTABLISHED / 設立・開始
日常のアーバンテラスを継続運用。2025年8月に3ブロックを使う夏の社会実験を発表。
OPERATOR / 運営
NPO法人大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)がアーバンテラスを主催し、道路活用の占用・調整窓口を担う。個別催事主催者と許認可権者は別主体。
ROLE / 主な工程
課題を捉える / 仲間をつくる / 現物をつくる / 現場で確かめる / 事業にする

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

丸の内仲通りでは交通規制時間帯にテーブル・椅子やキッチンカーを配置するアーバンテラスと、期間限定の社会実験が重なる。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

道路の占用者と催事主催者を分け、利用料と調整業務を日常的な滞在空間へつなぐ。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
地区
状況
複数段階現行の主催者サイトでアーバンテラスの運用案内を確認。占用申請・費用は2023年掲載資料に基づく。2026年度の個別催事の実施状況・契約変更・収支は未確認。 確認日(asOf)は資料を閲覧した日であり、現況調査の実施日ではない。 · 2026-09-28

丸の内仲通りの道路活用区間を対象とする。大丸有地区全体の再開発・企業活動の成果とは区別する。

最初に読むポイント

ベンチ設置だけでなく、占用・道路使用・警備・利用者負担を一本の窓口で調整する運営を設計する。

道路の占用者と催事主催者を分け、利用料と調整業務を日常的な滞在空間へつなぐ。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

道路の使用希望を地域の調整団体へ集め、行政の占用許可と交通の使用許可を経て滞在・営業へ渡す。協力金は調整を続ける財源になるが、その金額・配分と公益的便益の検証は分ける。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

NPO法人大丸有エリアマネジメント協会(リガーレ)がアーバンテラスを主催し、道路活用の占用・調整窓口を担う。個別催事主催者と許認可権者は別主体。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3
他社・事業会社

沿道事業者、キッチンカー、催事主催者が活動し、地権者等のエリア組織と連携する。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3
行政・公共機関

東京都・千代田区等の道路管理者と交通管理者がそれぞれの許認可を担う。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3
スタートアップ

新規事業の担い手は確認できるが、資本形態や全社の現在の存続状況は未確認。

公開資料では未確認
アカデミア

学術機関の正式な意思決定権、継続的な資金負担、評価データへのアクセスは未確認。

公開資料では未確認
市民・利用者・現場

就業者・来街者が滞在し、通行者も道路の利用者である。催事来場者の満足だけで通行や物流への影響を代表させない。

有形資産

場所・設備・実証環境

丸の内仲通りの道路空間、仮設テーブル・椅子、沿道店舗、期間実験の芝生・植栽等。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

催事主催者と道路管理者の間に占用者である団体が入り、地元と交通の条件を調整する。道路を自由に貸す民間会場とは異なる。

金融資本

活動資金・投資・費用負担

催事主催者は占用料相当額と、調整料を含むまちづくり協力金を団体へ納付する。占用者が道路管理者へ占用料を納める。道路整備・維持や催事の総収支は未確認。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

道路活用案内の申請フロー、催事の公共性・公益性に関する指針、交通動線と警備計画を含む実施計画。

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

業務地区の道路を通行だけでなく滞在・交流に使い、物流・安全と継続運営を両立させたい。

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

権限を分けて取り次ぐ

占用者の団体と実施者を分け、道路占用と道路使用の審査へつなぐ。窓口の一本化は許認可が不要になることを意味しない。

利用負担を運営へ返す

占用料相当は行政への支払、まちづくり協力金は地域活動の継続という区分を示す。協力金の存在だけで全維持費が賄えると推定しない。

日常と実験を切り分ける

通常は限られた交通規制時間内の利用であり、2025年夏の24時間規制は期間限定実験として発表された。条件の違う利用者数を単純比較しない。

MDLの分析出典 1出典 2

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 時間帯限定のテラスと道路催事の運用窓口、期間限定の人中心道路実験を確認。

    公開資料で確認出典 1出典 2出典 3
  2. 整備・開業・参加機会は成果物として数え、営業利益、継続雇用、住民の生活改善とは別に評価する。

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. 主催者は滞留・回遊空間の創出を目的として報告する。利用増や周辺売上の純効果を示す独立評価は今回確認できない。

    運営者・関係者の報告出典 1
  2. 利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。2025年実験は発表資料による条件確認。

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

丸の内仲通りの道路空間活用

確認できた段階:複数段階 調査確認日 2026-09-28

誰の課題を、どう扱ったか

道路の使用希望を地域の調整団体へ集め、行政の占用許可と交通の使用許可を経て滞在・営業へ渡す。協力金は調整を続ける財源になるが、その金額・配分と公益的便益の検証は分ける。

生まれたもの

時間帯限定のテラスと道路催事の運用窓口、期間限定の人中心道路実験を確認。

公開資料で確認出典 1出典 2出典 3

確認できた変化

主催者は滞留・回遊空間の創出を目的として報告する。利用増や周辺売上の純効果を示す独立評価は今回確認できない。

運営者・関係者の報告出典 1

評価の限界:占用料・協力金の最新実額と使途内訳、公共維持費、通常時と実験時の比較評価、物流・非来場者への影響は未確認。

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

主催者が実施できる条件から許可と費用を束ねる

観測された工夫:活用案内は主催者と占用者を分け、団体が道路・交通・地元との協議を調整する。主催者は占用料相当と協力金を負担する。催事の実装から逆に、動線・警備・申請・調整原資を用意する仕組みであり、道路を自由な民間会場にするものではない。

MDLの分析出典 1
02

負担と権限を契約へ落とす

移植時は建設と運営の負担を分け、清掃・安全・修繕・撤退時の責任を契約で確かめる。未確認の費用をゼロとして収支を作らない。

03

評価して次の投資を決める

未実施の検証案:団体と道路・交通管理者が平常時と実験時の滞在、物流遅延、通行しにくさ、苦情、収支を同条件で比較し、常設化の可否を決める。 利用と負担が両立すれば継続、片方のみなら運営変更、維持負担が上限を超えれば拡張を停止する。

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

リガーレの道路活用案内は、主催者、エリアマネジメント団体、道路管理者、交通管理者の協議経路を示す。主催者が目的・日程・場所・内容を相談し、実施計画には動線や警備等を盛り込む。国家戦略道路占用事業による活用を基本とし、道路占用と道路使用を別の審査として扱う。催事主催者の負担は占用料相当額とまちづくり協力金で、後者を地区の継続活動へつなぐ。アーバンテラスは原則として平日11~15時、土日祝11~17時の車両規制内で実施。一方2025年夏は約300mの3ブロックを24時間規制する社会実験を発表し、恒常運用と実験条件を分けている。

  1. 主催者が目的・範囲を相談
  2. 団体が地元・道路・交通の協議を調整
  3. 占用・使用の審査後に設置
  4. 利用負担を活動・管理へ接続

02誰が負担し、誰が担うか。

催事主催者は占用料相当額と、調整料を含むまちづくり協力金を団体へ納付する。占用者が道路管理者へ占用料を納める。道路整備・維持や催事の総収支は未確認。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2026-09-28確認

道路活用案内は主催者、占用者、道路管理者、交通管理者を分けて協議・審査を示す。

読み取れる範囲:利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-09-28確認

主催者が占用料相当とまちづくり協力金を負担。団体が道路管理者へ占用料を納付。

読み取れる範囲:利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-09-28確認

アーバンテラスの主催はリガーレ、平日11~15時・休日11~17時の交通規制内に実施。

読み取れる範囲:利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-09-28確認

2025年8月、約300m・3ブロックの24時間交通規制による夏の社会実験を発表。

読み取れる範囲:利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

ベンチ設置だけでなく、占用・道路使用・警備・利用者負担を一本の窓口で調整する運営を設計する。

05そのまま真似できないこと。

利用制度や実験の開催は売上増・回遊増の因果証拠ではない。道路活用の収支、非参加者の負担、永久歩行者専用化の成立は未確認。2025年実験は発表資料による条件確認。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

団体と道路・交通管理者が平常時と実験時の滞在、物流遅延、通行しにくさ、苦情、収支を同条件で比較し、常設化の可否を決める。

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:丸の内仲通りで時間を区切って行われる歩行者天国、丸の内アーバンテラス。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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道路空間活用のご案内 ↗

申請フロー、占用料、協力金

大丸有エリアマネジメント協会 · 公表:更新日記載なし
確認箇所:p.2 · 確認日:2026-09-28
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丸の内仲通りアーバンテラス ↗

主催、交通規制時間、運用内容

Marunouchi.com(三菱地所) · 公表:更新日記載なし
確認箇所:基本情報 · 確認日:2026-09-28
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2025年夏・丸の内仲通り社会実験 ↗

3ブロック約300m・24時間規制の実験

大丸有まちづくり関係団体 · 公表:2025-08-07
確認箇所:実験概要 · 確認日:2026-09-28

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公式動画

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