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RESEARCH / 01
WORLD CO-CREATION ATLAS
WORLD CO-CREATION ATLAS / 07 事業にする / CASE 87

CASE 87 / 韓国 / ソウル

Seoul Innovation Park

ソウル・イノベーションパーク(旧拠点)

公共資産の共創拠点では、活動の蓄積と施設利用の継続権を分けて設計する。

旧疾病管理機関の建物を社会イノベーションの拠点へ転用し、2015年に開いた施設。ソウル市の過去の紹介は中間支援組織、若者の活動、ものづくり空間等の集積を説明する。しかし同じ施設・体制が現在も続くわけではない。地域アーカイブは2023年12月の多数の団体の退去と公式運営の停止を記録し、市議会の2026年度予算案検討資料も旧拠点の後処理完了を記す。稼働中の成功例ではなく、終了と継承を考える比較例として扱う。

公式サイトを見る ↗

都市・地域の実証 · 調査確認日 2026.09.28

旧Seoul Innovation Parkの複数棟と敷地を見渡す風景。
運営当時の施設
PHOTO: Seoul Metropolitan Government · 掲載元 ↗ · Official permission — editorial and commercial ↗
写真の詳細

運営当時のSeoul Innovation Park(2020年2月5日)。旧拠点の運営は2023年末に終了。
Seoul Innovation Park panoramic view · 2020-02-05 · 配信元の画像を使用。表示サイズのみ調整し、切り抜き・色変更なし。

LOCATION / 所在地
韓国・ソウル
恩平区の旧敷地周辺の代表位置。現在訪問可能な稼働中ラボを示すものではない。
ESTABLISHED / 設立・開始
2015年開設。旧体制の公式運営は2023年末に停止したと地域アーカイブが記録。
OPERATOR / 運営
歴史的にはソウル市の施設にSeoul Innovation Center、Youth Hub、Social Economy Center等が集積。旧拠点の活動主体と市の資産・政策判断を区別する。現在の同名拠点の運営継続は確認しない。
ROLE / 主な工程
仲間をつくる / 現物をつくる / 事業にする

AT A GLANCE

この事例の要点。

概要をつかんでから、知りたい項目へ。

何をする場・制度?

旧疾病管理機関の建物を社会イノベーションの拠点へ転用し、2015年に開いた施設。

運営の仕組みを読む ↓

何を学べる?

公共資産の共創拠点では、活動の蓄積と施設利用の継続権を分けて設計する。

日本で活かす条件を読む ↓

どこまでわかっている?

公表された成果と、まだ確認できない点を分けて整理しています。

成果と根拠を確かめる ↓
対象単位
旧社会イノベーション拠点
状況
終了旧拠点・旧運営体制。地域記録は2023年12月停止。個別団体の活動全ての終了を意味しない。 · 2026-09-28

旧Seoul Innovation Parkの施設・運営体制を歴史的に扱う。現在の再開発事業を同一の共創拠点としない。

最初に読むポイント

活動への参加と、拠点の継続権を分けて設計する。

多様な活動者を支えた拠点の終了と、支援継承の条件を比較する。

最初に読むポイント

建物の存続と活動の存続を分け、終了時の引継ぎを確保する。

公共資産の転用と、施設利用の継続が別の判断であることを学ぶ。

どちらの入口でも、本文と根拠は同じです。最初に読むポイントだけを切り替えます。

VALUE CREATION / 価値が生まれる仕組み

この事例を、4つの切り口で。

公共建物を使い、中間支援、若者の活動、ものづくりを集積させた拠点の歴史を読む。活動への参加と資産の利用判断が分かれる構造は、立ち上げを可能にする一方、政策変更時の継続条件にもなる。

I / INPUT

何を持ち込んでいるか。

活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。

人的資本誰が、どんな力と責任を持ち寄るか
自社・運営組織

旧拠点にはSeoul Innovation Center等の中間支援主体が存在した。施設の全活動を一つの企業の事業として扱わない。

公開資料で確認出典 1
他社・事業会社

多様な入居主体を集めたが、企業別の支援契約・売上・移転後の成果は公開資料から未確認。

公開資料では未確認
行政・公共機関

市が公共資産の転用と拠点の政策を担った。予算案資料は旧拠点の後処理完了を示し、稼働中の支援施設とは扱えない。

公開資料で確認出典 1
スタートアップ

若者のスタートアップ等の空間が過去の公式紹介にある。育成した全企業の存続率や投資回収は未確認。

公開資料で確認出典 1
アカデミア

ソウル大学の研究組織が2023年に関係者への取材と論点整理を公開。旧拠点を運営したとの意味ではない。

公開資料で確認出典 1
市民・利用者・現場

市民が使う空間という旧施設の設計意図があった。地域アーカイブは退去と公共性への懸念を記録するが、全市民の意見を代表しない。

公開資料で確認出典 1

有形資産

場所・設備・実証環境

旧機関の建物、Maker Spaceの設備、展示や若者の活動空間。歴史的な資源であり、現在の利用可能性を示さない。

公開資料で確認出典 1

関係資本

信頼・ネットワーク・導入先

複数の支援組織と活動者が同じ敷地に集まる関係。敷地の存続と関係の継続を別々に追う必要がある。

MDLの分析出典 1

金融資本

活動資金・投資・費用負担

市の公共資産・制度支援。旧拠点の後処理を理由とした予算上の終了は確認できるが、過去の総投資は未確認。

公開資料で確認出典 1

知的資本・データ

技術・知財・知識・標準

社会課題への活動記録、関係者への取材、地域アーカイブ。物理的な施設を失っても検討可能な知として残る。

公開資料で確認出典 1

課題・ニーズ

誰の何を変えるのか

活動が蓄積しても施設の更新判断を活動者が持つとは限らない。終了時の設備・記録・支援対象者の移行が別の課題となる。

MDLの分析出典 1

II / VALUE CREATION FUNCTIONS

資源を、どう価値へ変えるか。

以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。

公共建物を活動へ転用する

旧疾病管理機関の建物を社会イノベーション拠点に転用した。新築の研究施設ではなく既存資産を活動基盤にした歴史的事例。

公開資料で確認出典 1

支援主体と活動場所を集積する

中間支援、若者の活動、Maker Space等を同じ場所に置いた。集積が各活動の成果を自動的に生むとは限らない。

公開資料で確認出典 1

III / OUTPUT

直接、何が生まれたか。

試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。

  1. 歴史的には転用された活動拠点と複数の支援・制作空間。市の過去紹介を根拠とし、現在の提供サービス一覧にはしない。

    公開資料で確認出典 1
  2. 終了を巡る関係者の取材と地域の記録。評価の立場を示しながら、施設の時間的変化を追える材料である。

    公開資料で確認出典 1

IV / OUTCOME

その結果、何が変わったか。

実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。

  1. 旧拠点の公式運営停止を地域記録で確認し、予算資料でも後処理完了を確認。各活動の移転後の継続率は未確認。

    公開資料で確認出典 1
  2. 全体としての社会便益や終了による損失を、費用と対応づけて測った評価は今回未確認。

    公開資料では未確認

PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例

公共資産の転用拠点と旧体制の終了

確認できた段階:複数段階 調査確認日 2026-09-28

誰の課題を、どう扱ったか

2015年開設の活動拠点と、2023年末の旧体制運営停止を扱う歴史的ケース。

公開資料で確認出典 1

生まれたもの

支援・制作・交流の場と、その経過を残す記録。

公開資料で確認出典 1

確認できた変化

旧拠点の運営は停止。活動全体の価値や移転後の継続は未確定。

公開資料で確認出典 1

評価の限界:閉鎖と活動価値の評価を同一にしない。

DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION

社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。

実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。

01

拠点の成立を公共資産へ遡る

旧建物の転用が複数活動の集積を可能にした。場所の提供が主な資源である以上、土地・施設を決める主体の判断が活動継続の条件になる。

MDLの分析出典 1
02

活動者の権限と資産判断を分ける

地域記録は入居関係等の終了と退去を記す。活動の担い手が豊富でも、施設の利用権を自動的に更新できるわけではない構造が見える。

MDLの分析出典 1
03

終了の記録を学習資源にする

大学の取材と地域アーカイブは、運営の終了だけでは捉えられない活動側の視点を残す。批判的評価を確定事実と分けながら、次の拠点の条件を考えられる。

MDLの分析出典 1

MORE DETAIL / 運営・根拠・応用

運営の全体像と、学びを深める資料。

費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。

01どう動かしているのか。

既存の建物へ中間支援組織、ものづくり、展示、若者の事業等を集め、単独の企業育成施設より広い社会課題への接点をつくった。市の2020年当時の紹介を歴史的な活動根拠とし、将来整備の予告を実現済みとは扱わない。閉鎖を記録する地域アーカイブは公共性の喪失を懸念する立場でもあり、その評価と運営停止という時点情報を分ける。活動主体が多数存在しても、敷地の継続利用を決める権限が同じ主体にあるわけではない点が重要である。

  1. 公共建物を活動へ転用する
  2. 支援主体と活動場所を集積する

02誰が負担し、誰が担うか。

公共資産と市の制度支援を基盤にした拠点。2026年度予算案検討資料では旧拠点内の物品・廃棄物等の後処理完了を理由に当該運営予算を編成しないと記載。過去の総費用と各団体への負担分は未確認。

制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。

03確認できたこと。

確認した事実 2020年撮影・過去施設紹介

2015年開設、旧機関建物の転用、中間支援とMaker Space

読み取れる範囲:終了を、社会イノベーション活動が全て無価値だった証拠とは扱わない。逆に過去の活動紹介から現行運営を推定しない。各団体の移転後の継続、公共便益、再開発の完成や最終用途は今回未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
確認した事実 2026-09-28

多数の団体退去と旧拠点の公式運営停止。批判的な地域記録として使用

読み取れる範囲:終了を、社会イノベーション活動が全て無価値だった証拠とは扱わない。逆に過去の活動紹介から現行運営を推定しない。各団体の移転後の継続、公共便益、再開発の完成や最終用途は今回未確認。

原典で確かめる ↗ 出典の説明 ↓
MDL ANALYSIS

04日本で活かすなら。

設計提案:公共施設を共創拠点へ転用する時は、入居・委託期間、更新判断、代替場所、設備・記録・顧客関係の引継ぎを初めから確認する。建物の存続と活動の存続を分け、政策変更時にも残す価値と責任者を合意する。

05そのまま真似できないこと。

終了を、社会イノベーション活動が全て無価値だった証拠とは扱わない。逆に過去の活動紹介から現行運営を推定しない。各団体の移転後の継続、公共便益、再開発の完成や最終用途は今回未確認。

PROPOSAL / 未実施の検証案

06次に、何を確かめるか。

提案・未実施:類似拠点で契約更新の一年前に、活動、設備、記録、利用者支援を一覧にする。場所が変わっても引き継げるものと失われるものを分け、代替先と費用がない活動は継続リスクとして公開する。

07現場を、写真と動画で。

冒頭写真:旧Seoul Innovation Parkの複数棟と敷地を見渡す風景。

公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗

08原典を読む。

制度の説明と運営者による実績報告を区別しています。日付記載のない資料は、公表時点を確定できません。確認日は資料を確認した日であり、活動や成果が発生した日ではありません。

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Seoul Innovation Park ↗

2015年開設、旧機関建物の転用、中間支援とMaker Space

Seoul Metropolitan Government · 公表:2020年撮影・過去施設紹介
確認箇所:旧施設説明 · 確認日:2026-09-28
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2020–2024 Timeline ↗

多数の団体退去と旧拠点の公式運営停止。批判的な地域記録として使用

恩平地域アーカイブ · 公表:日付記載なし
確認箇所:2023年12月の記録 · 確認日:2026-09-28
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2026年度行政局予算案検討報告 ↗

旧拠点の物品・廃棄物処理等完了を理由に運営費未編成

ソウル特別市議会 · 公表:2026年度予算案資料
確認箇所:減額事業一覧:서울혁신파크 운영 · 確認日:2026-09-28
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共有都市第14号:Seoul Innovation Park ↗

閉鎖・再開発を巡る論点と関係者への取材。閉鎖完了の証拠にはしない

ソウル大学アジア研究所 · 公表:2023-06-05
確認箇所:研究ウェブ誌紹介と関係者への取材 · 確認日:2026-09-28

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公式動画

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