I / INPUT
何を持ち込んでいるか。
活動の出発点となる資源と課題を分けて整理します。「自社」は、その場・制度を運営する組織を指します。
- 自社・運営組織
県の運用チームと、専門相談・交流・イベント配信を担う各担当者。
公開資料で確認出典 1- 他社・事業会社
アイデアや技術を事業へつなげたい企業・事業者が参加する。
公開資料で確認出典 1- 行政・公共機関
群馬県が施設運用に関わり、地域や行政との関係づくりを支援対象とする。
公開資料で確認出典 1- スタートアップ
起業や事業の拡大を目指す利用者が相談できる。
公開資料で確認出典 1- アカデミア
大学の正式な運営分担と案件別研究契約は未確認。
公開資料では未確認- 市民・利用者・現場
無料相談やイベントの入口と、継続利用を負担できる人の範囲は異なる。県民全体の意見を代表する施設ではないため、課題の当事者への確認は別途必要となる。
MDLの分析出典 1
有形資産
場所・設備・実証環境群馬県庁32階のコワーキング、相談、イベント・配信の空間。
関係資本
信頼・ネットワーク・導入先コーディネーターが専門家や機関との連携を支える。県職員との距離が近くても、採択・規制判断・調達の決裁を相談窓口が代行するとは確認できない。必要な担当部局への引継ぎを明確にしたい。
金融資本
活動資金・投資・費用負担利用者は時間利用または月額会費を支払う。県の施設運用における委託費・公費負担の総額、会費による回収割合は未確認。
知的資本・データ
技術・知財・知識・標準利用者が持ち込む事業案や技術、地域課題の情報。図鑑で公開する紹介内容と、個別相談の機密情報の扱いを分けることが信頼を維持する条件となる。
課題・ニーズ
誰の何を変えるのか地域の課題と事業者の技術を接続したいが、初期相談から継続支援へ移る条件が曖昧になりやすい。
II / VALUE CREATION FUNCTIONS
資源を、どう価値へ変えるか。
以下は既存の8ステップへの編集上の対応づけです。各施設の公式な工程名や、全工程を自前で担うことを意味しません。
相談で論点を整える
コーディネーターは未整理のアイデアも受け付け、目標に向けた整理を支援する。相談時点では顧客、地域課題、実施主体が一致しているとは限らず、それぞれを明らかにする必要がある。
支援範囲を合意する
ドロップインの相談と、月額会員に含まれるマッチング・伴走は料金表で区別される。初回の対話で何が次の有料支援になるかを確認できることが、利用者の継続判断を支える。
専門家や相手をつなぐ
専門家・機関との連携を相談機能が担い、会員向け図鑑は取組を外へ知らせる入口となる。公開しただけで必要な部署に届くとは限らず、問い合わせの受け手を設ける必要がある。
事業の検討へ伴走する
III / OUTPUT
直接、何が生まれたか。
試作品、データ、契約、標準、育成した人材など、活動から直接生まれたもの。
無料の初期相談と、月額会員向けのマッチング・伴走支援。
月額会員の取組を紹介する地域課題解決図鑑。
公開資料で確認出典 1
IV / OUTCOME
その結果、何が変わったか。
実際の利用、行動、業務、事業、地域の変化。報告された変化と、施設の活動に帰属できる効果は区別します。
図鑑を経由した契約や地域課題の改善を裏付ける追跡値は未確認。
公開資料では未確認
PROJECT IN FOCUS / 具体的な事例
NETSUGEN地域課題解決図鑑
確認できた段階:導入 調査確認日 2026-09-28
誰の課題を、どう扱ったか
月額会員の取組・ソリューションを紹介し、地域や行政との関係づくりを目指す。
生まれたもの
掲載を希望する会員が申し込める公開情報の仕組み。
確認できた変化
継続利用・売上・生活変化を独立に測った結果は未確認。
評価の限界:案件別の総費用・専任工数、参加しなかった人への影響、全案件の継続率と独立した効果評価は未確認。
DESIGN BACKWARDS FROM IMPLEMENTATION
社会実装から逆算して、
何を先に整えているか。
実証の先にある導入・運用・継続から、この事例の設計を読み解きます。原典で確認できる仕組みと、MDLの設計解釈・他地域へ応用するための提案を区別して読んでください。「提案」「未実施」と記す内容は、当地で実施済みの工夫ではありません。仕組みの存在と、全案件で成果が出たことも別に扱います。
MORE DETAIL / 運営・根拠・応用
運営の全体像と、学びを深める資料。
費用負担、公表値、応用条件、写真・動画、原典を続けて確認できます。
01どう動かしているのか。
初期相談は無料で、月額会員にはマッチング・伴走支援が含まれる。会員の地域課題解決に関わる取組を図鑑として公開し、行政や地域との接点を増やす。ただし掲載と行政調達の成立は異なる段階である。
- 利用プランを確認し、漠然としたアイデアでも相談する。
- 必要な専門家や機関、事業者との接続を検討する。
- 月額会員向けの伴走や情報掲載を使い、相手との具体的な検討へ進む。
02誰が負担し、誰が担うか。
利用者は時間利用または月額会費を支払う。県の施設運用における委託費・公費負担の総額、会費による回収割合は未確認。
制度やプログラムの財源と、各参加企業・地域に発生する費用は同じではありません。公開範囲を超える案件別予算・契約条件は未確認です。
03確認できたこと。
04日本で活かすなら。
行政の近くに場所を設けるだけでなく、相談・紹介・継続支援・発信の役割と費用を分けて設計する点が参考になる。調達の公正性と相談の開放性は別の責任として保つ必要がある。
05そのまま真似できないこと。
案件別の総費用・専任工数、参加しなかった人への影響、全案件の継続率と独立した効果評価は未確認。
06次に、何を確かめるか。
図鑑掲載から生じた問い合わせが面談・検証・契約のどこまで進んだかを確認し、掲載がなくても成立した接点と区別する。
07現場を、写真と動画で。
冒頭写真:NETSUGENが32階に入る群馬県庁舎。
公式サイトで、写真・最新の活動を見る ↗